#5R18 飲み会やや荒れ
その日もいつも通り飲み会が荒れていた。
だが、今回は雰囲気が少し違っていたんだ。
普段は非常に仲の良い先輩同士が言い争いをしている。
どうやら先輩Aのお気に入りのソープ嬢のお店に先輩Bが行った事を咎めていたらしい。
周りは本当にどうでも良いと思っていた。愚かな大人の醜い争いを垣間見た。
だが、やはり普段お世話になっている先輩だ。軽んじた態度を出すべきではない。オレと同期は険悪な雰囲気を察知して緊張した。
しかし、状況を打開した男がいた。
そう、彼である。私の上司だ。
それまで我々は気を使っていたんだ。
「オレがあの子の所に何回行ったと思ってんだよ!お前はひょっと何回かいったくらいでなんなんだ!」
内容はあまりマジメに聞いていなかったが、多分こんな感じだ。何を怒っているか結局わからなかったが、どのみちめちゃくちゃなことを言っている。でも怒っているので突っ込めない。
Aが怒る。しかし、勇敢にも上司がヤジをいれる。
「関節キッスとは訳が違うんだぞこのヤロー!!」
上司がAに睨まれる。
しかし、Aは構わず続ける。
さらにヤジる上司。
「関節ちっつだろうがこのヤロー」
Aが上司に怒りを込めた目で睨みつける。するとBが
「大体そのソープ嬢はお前の事なんて何とも思ってねーよ!!」
反撃する。
しつこくヤジる上司
「お前らひょっとしてあれだな、、、穴兄弟やな。」
AとBが遂に上司にキレる。
「黙ってて下さい!貴方は子供ですか!?」
そしておもむろに上司が脱ぎ出した。
やはりこの人は常識で測る事ができない。何をしようとしているんだ…???
全裸になり、ち◯ぽの皮を剥いたり戻したりしながら
「大人こども大人こども大人….」
もうやめて下さいすみませんでした。と先輩が笑った。
場の雰囲気が中和された瞬間を垣間見る事ができた。
そして、実はこの人やるなとオレらは上司を見返していた。
上司は帰り際にオレらに言い残した。
「男の友情は壊れやすいものだ、ビタミンCとおなじだな。」
よくわからなかった。ただ、一人で満足していた。
皆のもやもやとした気持ちがもはやどうでもよくなった。
。。。。。続く_φ(・_・