TV捨てちゃえ
ようし今日から勉強しようと思ったとして、参考書を買って勉強してみる。こうやって始めた勉強はどれ程続くだろうか?
何かを習慣にしようとして始めたもの全てに言えることだが、始めようと思って始めたものは容易に続かない。徐々に面倒になってきたり、忙しくてできない日があったりして、いつの間にか決心したことすら忘れている。継続できるのは良くて3日くらいだと思う、少なくとも私はそうだ。三日坊主とはよく言ったものだ。
参考書を買って満足するのもあるあるだ。ただ買っただけなのに満足感がある。
これはもう人間であれば共通なのではないかと思っている。人間そういうものだとも思っている。だから、勉強を始めようとして続かないのは自分の意思の弱さのせいではない。
仕事、趣味、家事、その他諸々。人にはそれぞれの生活サイクルが既にある。何かを始めようとすると言うことは、確立した生活スタイルにさらに何かを付け足そうとする行為である。
そう考えた場合、何かを始めようとした場合に、「その何かをまずはとにかくやる」という始め方は正しいのか考えなければならない。
そうではなく、「何かをやめることの方が先」ではないかと思っている。
これは私の実際の体験談でもあるが、時間の使い方で一番どうにかしたいのはTVだった。大学生時代に一人暮らしをしていた時からすでにそう思っていた。朝起きたら、家に帰ったらとにかくまずTVのスイッチを入れる。
これは仕方がないのかと思っている。TVがあったら大抵の人は反射神経的にとにかくつけてしまう。
だから、社会人になって引っ越しをする段になってTVを捨ててみた。
そして、私はそこから7年以上テレビを家に置いていない。
ただ、ホテルに泊まった時は部屋に入ってまずTVをつける。特に何かの番組を見たいわけでもなくそうしてしまう。そしてダラダラと見ているうちに続きが気になって、やめ時を見失って気づけば何時間も経っていることが頻繁にある。習慣ではなく、そこにあるからつけてしまう。統括すると、人間はTVがあったらまずスイッチを入れる生き物である。
だがしかし、朝起きてからすぐに、又は家に帰ってからすぐに時間を取られるのはタイミング的に最悪だ。何か成さなければならないことがあるはずなのに、TVなどプライオリティが高いはずがあろうはずもないのに、まずそんなものに時間を奪われているのだ。
家に帰ったタイミングで、いきなり何時間も失ってしまうのは最悪としか言いようがない。少なくとも一番エネルギーが残っている状態なのに、TVでエネルギーを消費するのも最悪だ。
そこからお酒でも飲んで1日を終えてはいけないし、そんな生活では何も始めることができない。
話を戻すが、何かを始めようとした場合は、まず今の生活の何かを捨てることを考えた方が良い。結論TVはもう捨てるべきだと思う。
TVを捨ててしまえば時間的な余裕が結構できることに気づく。夜が思いのほか長くなる。時間の確保も大きいのだが、能動的に何かをやるべき状態に必然的に置かれる状態にもなる。ただただスイッチを入れるだけで何時間も暇つぶしをするようなものは中々ないからだ。
テレビがなくても見たい番組があればネットで検索して視聴すれば良い。ただスイッチを入れて番組を見るのと、みたい番組があるからみるのとでは違いがかなり大きい。
とにかく、プライオリティに応じて活動できる可能性がぐっと上がるのだ。
ただただついついTVをつけるという行為が、いかに時間を無駄にしているか自覚した方が良い。
インターネットもある意味時間を取られるもので最たるものの一つだが、これはこの時代においては切り離せない。情報収集源と連絡手段の大部分を断つことはできない。ただし、勉強をするにあたっては、無い方が多分良い。確かに調べ物はできるのだが、基本的スマホを見ない方が効率は良いと思われる。
ではどうするかといえば、これもあくまで私がかつてやっていたことだが、家にそれらを全部置いてカフェに行くことだ。駅のコインロッカーに預けても良い。そうすれば、カフェにいる間は勉強以外の行動を殆ど制限することができる。寝てしまうことはあるが、、、
こうすれば、自宅とカフェとで明確に環境を変えることができる。自宅にはTVがないから帰宅後すぐに自分の意思で何らか行動することになるし、そこでカフェに行けば勉強を必然的にやるという状況になる。
余談だが、仕事が遅くまである人はマックに行けば良いだろうと思っている。食事も一緒にとれてさらに効率が良い。健康は保証しないw
人間にはキャパシティがある。24時間のうち、自覚はなくとも現在すでにそのキャパシティを使い切っているのだと考えるべきだ。そうすれば、何かを始めることは、まず何かを捨てることに始まる。